少しずつ日本人の生活に定着し始めているVODですが、両親や友人と話していると「VODって何?どんなサービスなの?」と訊かれることも多く、当たり前のことながらまだ使ったことがない方もたくさんいるのだと感じます。
VODに興味を持った方に役立てていただくために、「VODの何たるか」や「VODのメリット・デメリット」についてまとめてみました!
目次
そもそもVODとは何なのか?
DVDでもVRでも、ましてやUSJでもTDLでもありません。VOD、略さずに言うと「Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)」。ユーザーの「要求(デマンド)」に応じて、いつでもどこでも「映像(ビデオ)」を受信できる動画配信サービスです。
VODには国内外の映画やドラマ、アニメやバラエティーなど大量の動画が用意されていて、契約者はいつでもどこでもその作品を見ることができます。
「Hulu」、「U-NEXT」、「dTV」、「Amazonプライム・ビデオ」、「Netflix」など、有名どころはテレビCMやネット広告もばんばん出しているので耳にしたことがある人は多いはず。
出典:「インプレス総合研究所『動画配信ビジネス調査報告書2017』」
インプレス総合研究所が2017年6月に発表した『動画配信ビジネス調査報告書2017』によると、消費者モニターのうち「3か月以内に有料のVODを利用した」という人は9.6%にのぼっています。
前年は9.2%なので、0.4ポイント増!グラフを見ると、着実に利用者が増えていっているのが分かりますね。
VODを使うメリット
自分にVODは合っているのか?VODのメリット・デメリットを知ることで、その答えが見えてきます。まずはメリットからさくっと見ていきましょう!
月額制の見放題でお得に動画を楽しめる
VODは月額500円~1,000円ほどで見放題になるサービスが多いです。
レンタルショップでDVDやBlu-rayを借りると、旧作1本で100円、準新作1本で280円ほどかかります(7泊8日の場合)。月額制のVODに登録すれば、たった数本分の料金で無限に動画を楽しむことができるというわけです。
ヨルネコ
場所を選ばず、どこでも視聴可能
VODはテレビだけでなく、パソコンやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスで視聴可能。家にいるときはもちろん、通勤・通学中の電車や外出中のちょっとした隙間時間にも動画を再生することができます。
これはちょっとした革命で、言うなればレンタルショップを持ち歩いているようなもの。仕事や家事に忙しい現代人にフィットした手軽さが、VODが普及していく要因の1つなのかもしれません。
店まで借りに行く必要がなく、返却期限もない
DVDやBlu-rayなどの「物」を借りるわけではないので、VODには返却期限という概念がありません。動画が配信終了にならない限り、いつでも繰り返し見ることができます。
レンタルショップの延滞料金は、1日あたり300円ほど。しっかりした方にはあまり関係ないかもしれませんが、「返却を忘れて延滞金を支払う」というリスクがないのは安心です(私はうっかり延滞しかけたことがあります……)。
ヨルネコ
ジャンルが豊富で、視聴する作品の幅が広がる
サービスにもよりけりですが、一般にVODには数万本以上の映像作品が入っています。洋画・邦画、海外ドラマ・国内ドラマ、アニメ、バラエティー、ドキュメンタリーなどジャンルは様々です。
サムネイルがずらっと並んでいて、しかも見放題となると、普段はスルーしてしまうジャンルにも手を出してみようという気になります。
私はバラエティーはあまり見ないのですが、「Amazonプライム・ビデオ」でたまたま視聴した『ドキュメンタル』が面白かったのは新発見でした。
VODを使うデメリット
残念ながら(?)VODにはデメリットもあります。
新作を見るには課金が必要な場合も
当然といえば当然なのですが、VODにはこの世の全ての映像作品が揃っているわけではありません。特に新作はほとんどなく、あったとしても課金が必要な場合が多いです。
その問題をカバーしたVODとして、新作を比較的豊富に揃え、ポイント(毎月1,200円分付与)と交換できるシステムをとっている「U-NEXT」のようなサービスもあります。
U-NEXTのメリット・デメリット!料金は高いけどお得なポイントが毎月もらえるよ月額料金は動画を見なくてもかかる
月額制のサービスなので、「動画を全くこれっぽっちも見なかった!」という月でも料金を支払わなければいけません。
これはちょっともったいないので、自分の生活スタイルや趣味嗜好が変わったと気付いたら契約を見直してみることをおすすめします!VODはいつでも簡単に解約することができるので、そのあたりは安心です。
通信制限されると動画が見られなくなる
スマホの回線で動画を大量に見ると、通信制限がかかってしまうことがあります。せっかくの感動的なシーンで、動画が止まって再生できなくなるのはかなりのストレスですよね。
「dTV」、「U-NEXT」、「Amazonプライム・ビデオ」では「動画を事前にダウンロードしておいてオフライン再生する機能」を利用することで通信量を抑えることができます。
通信制限回避!ダウンロード&オフライン再生で動画を楽しめるVODをまとめたよVOD以外のことができなくなる
ヨルネコ
海外ドラマやアニメを一気に見ることができるので、一度視聴を始めると止められなくなることが多々あります!私は海外ドラマを毎晩2~3話は見ていて、正直寝不足です。
おすすめのVODをご紹介!
私が実際に使って「間違いない!」と確信できたVODのなかから、特におすすめのサービスをご紹介します!
Hulu
- 月額1,026円(税込)
- 40,000本以上の動画が完全見放題
- 2週間無料体験が可能!
「Hulu(フールー)」は完全見放題の分かりやすいサービス体系で、料金と動画本数のバランスもバッチリ。とにかく総合力が高いVODです。
海外ドラマのラインナップは特に充実していて、『ウォーキング・デッド』などの話題作を最速視聴できる「FOXチャンネル」も入っています。海外ドラマをたくさん見たい方には「Hulu」がおすすめ!
U-NEXT
- 月額2,189円(税込)
- 動画数は110,000本以上、そのうち65,000本が見放題!さらに、70誌以上の雑誌も読み放題!
- 31日間無料体験が可能!
月額2,189円(税込)の「U-NEXT(ユーネクスト)」は他のサービスに比べると強気な料金設定ですが、1,200円分のポイントを毎月配布することで還元しています。
ポイントは最新の映像作品や書籍・コミックと交換することができるので、旧作だけでなく新作も見たいという方には「U-NEXT」がおすすめです。
dTV
- 月額550円(税込)でとにかく安い!
- 120,000本以上の動画を配信中(有料動画含む)
- 31日間無料体験が可能
「dTV(ディーティービー)」はとにかく安いのが魅力!1か月ワンコインという他社の半額近い料金で充実のサービスを利用することができます。
動画を事前にダウンロードしておいてオフライン再生する機能もあるので、「通信制限に引っかかりがち」、「電波が悪い外出先でも楽しみたい」という方にぴったりです。
VOD各社ではサービスの無料体験キャンペーンを実施中!
日本でも右肩上がりに普及していっている、VODことビデオ・オン・デマンド。
VOD各社には、サービスの無料体験期間(料金発生前の解約も可能)も用意されています。記事を読んで「自分にはVODが合っている!」と感じられた方は、ぜひ色々なVODを試して楽しんでみてください!
※本ページの情報は2018年3月時点のものです。最新の配信状況は「Hulu」、「U-NEXT」、「Amazonプライム・ビデオ」、「dTV」、「Netflix」の公式サイトにてご確認ください。