ギレルモ・デル・トロ監督の映画が見られるVOD！『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞

日本時間の3月5日、ロサンゼルスで第90回アカデミー賞が発表されました！

見事作品賞に輝いたのは、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』。第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、アカデミー賞にも最多13部門にノミネートされていた最注目作品でした。

『シェイプ・オブ・ウォーター』を見られるVOD（動画配信サービス）はあるのか？そして、奇才ギレルモ・デル・トロ監督の過去の映画が見られるVODは？この記事でまとめてお届けします！

アカデミー作品賞受賞作『シェイプ・オブ・ウォーター』について

話題の作品『シェイプ・オブ・ウォーター』（2017年）は、メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督によって製作されたファンタジーロマンス。

声を失くした孤独な女性と、アマゾンからアメリカの研究所に連れてこられた「不思議な生物」の「異種族間恋愛」を描いています。

第75回ゴールデン・グローブ賞では監督賞と作曲賞の2部門を、第74回ベネチア国際映画祭では金獅子賞を受賞。第90回アカデミー賞では最高賞の作品賞のみならず、監督賞、作曲賞、美術賞の最多4部門を勝ち取りました。

『シェイプ・オブ・ウォーター』のあらすじ

1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、 秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。

アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の奇妙だが、 どこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。

子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、 “彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。

音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、 イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る─。

出典：http://www.foxmovies-jp.com/shapeofwater/story/

「種族を超えた恋」というと古典の名作ではアンデルセンの『人魚姫』、映画だと『シザーハンズ』などが思いつきますが、いずれも種族の壁が障害として立ちはだかる切ないストーリーでした。

ギレルモ・デル・トロ監督のダークな世界観で描き出される男女逆転版『人魚姫』が、どんな結末を迎えるのか気になります。

お得意のグロ可愛い（？）キャラクター造形が健在なのも、ファンには嬉しいですね！

『シェイプ・オブ・ウォーター』が見られるVOD

『シェイプ・オブ・ウォーター』が見られるVODは、残念ながらまだありません。2018年3月1日（木）に映画が公開されたばかりなので、当然と言えば当然ですね。

全国ロードショーなので、既に日本全国の映画館で公開されています。詳しくは公式ウェブサイトのシアター一覧ページをご確認ください。

私も今週末に映画館まで『シェイプ・オブ・ウォーター』を見に行くつもりです！

『シェイプ・オブ・ウォーター』を映画館で見た感想。U-NEXT、Amazonプライム ・ビデオ、dTVで動画配信中！

ギレルモ・デル・トロ監督の過去の映画が見られるVOD

『シェイプ・オブ・ウォーター』はまだ入っていませんが、VOD各社ではギレルモ・デル・トロ監督の過去の代表作品が多数配信されています。

日本の漫画やアニメも好きで、円谷英二や大友克洋、押井守、永井豪などにも影響を受けているというギレルモ・デル・トロ監督。ファンタジックな世界観なのに、日本人の感覚にも不思議としっくりくる作品が多いです。

各作品の配信状況は◯、△、×の記号で表しています！

『パンズ・ラビリンス』

ギレルモ・デル・トロが監督・脚本を務めたダークファンタジー、『パンズ・ラビリンス』。

「ダーク」の割合が大きい映画なので、ただのファンタジーだと思ってみるとびっくりします。キモ可愛いモンスターたちの姿が、頭から離れなくなってしまうこと間違いなし。

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『永遠のこどもたち』

私がギレルモ・デル・トロ監督を知ったのは『永遠のこどもたち』がきっかけでした。この映画には製作総指揮として参加しています。

ストーリーや伏線もしっかり作り込まれていてヒューマンドラマ的な感動要素もあり、個人的には「ベスト・オブ・ホラー映画」です。

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『長ぐつをはいたネコ』

ギレルモ・デル・トロが製作総指揮＆声優（署長役）として参加した長編アニメーション映画。プスのふわふわな毛並みがリアルで猫好きにはたまりません。

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『ホビット 思いがけない冒険』

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前章となるファンタジー・アドベンチャー3部作の第1作。ギレルモ・デル・トロは脚本を担当。

お馴染みキャラクターも再登場していて、ゴラムの迷セリフ「いとしいしと」も聞けます！

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『パシフィック・リム』

日本のロボットアニメ『パトレイバー』が大好きらしいギレルモ・デル・トロ監督。劇中に登場する人型ロボット「ストライカー・エウレカ」は、『パトレイバー』にインスピレーションを受けているのだとか。

戦闘シーンのアクションは見応えがあります！

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『MAMA』

「母性を持った幽霊」という異質なテーマを扱ったファンタジー・ホラー（歪んだ母性ではあるのですが）。『永遠のこどもたち』と同じく、感動要素もあります。

ギレルモ・デル・トロは製作総指揮として参加。

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『ヘルボーイ』

原作の大ファンだったギレルモ・デル・トロが監督・脚本を担当し、アメコミの人気ヒーローを見事に実写化。正義感が強く、人間味溢れるヘルボーイが格好いいです！

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』

ギレルモ・デル・トロ監督による『ヘルボーイ』シリーズの第2作。『パンズ・ラビリンス』のヒット後に製作された映画で、不気味なクリーチャーが多々登場するなどギレルモ・デル・トロ節全開になっています。

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『ブレイド2』

『ブレイド』シリーズ3部作のうち、第2作のみギレルモ・デル・トロ監督が担当。

『ウォーキング・デッド』でダリル・ディクソンを演じているノーマン・リーダスが出演しています。当時からめちゃくちゃイケメン。

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ギレルモ・デル・トロ監督の作品が多いのは「Netflix」

こうして挙げてみると、ギレルモ・デル・トロ監督の作品は「この人にしか作れないだろう」と思わせられる作家性の強い名作がたくさんあるのが分かります！アカデミー作品賞を受賞したのも納得です。

ギレルモ・デル・トロ監督の映画が比較的多いのは「Netflix（ネットフリックス）」のようですが、見たい作品は人によって違うと思いますので、気になった作品があるVODをぜひチェックしてみてください！