【Netflix】『ブレイキング・バッド』が面白すぎて見なきゃ損。ブリーフおじさんが闇の世界へ

『ブレイキング・バッド』 

海外ドラマ界ではゾンビものや骨太ファンタジーが人気の昨今ですが、超傑作『ブレイキング・バッド』はめちゃくちゃ面白いのに日本での知名度は高くありません。

アメリカでの人気はすさまじく、エミー賞の作品賞を2年連続受賞、主役の俳優さんがベスト男優賞を4年連続受賞した大大大ヒットドラマだったりします!

これはもったいない!ということで、『ブレイキング・バッド』の魅力について語ってみました。

『ブレイキング・バッド』のあらすじ

物語の主人公は、ニューメキシコ州アルバカーキで高校の化学教師として働いているウォルター・ホワイト、50歳。

妻のスカイラーとお腹にいる赤ん坊、脳性麻痺の長男ジュニアを養うために洗車場のアルバイトも掛け持ちして働く日々。変化のない毎日を無気力に生きるウォルターでしたが、余命2年の末期ガンだと診断されたことで人生の歯車が大きく狂い始めます。

今の自分の収入では、愛する家族にお金を残すことができない。大金を稼ぐためにウォルターが選んだのは(かつてノーベル化学賞受賞に貢献したほどの!)化学の知識を活かしてドラッグを密造し、巨額のドラッグ・マネーを稼ぐことでした。

ドラッグの販売経路を持たないウォルターは、かつての教え子でドラッグディーラーのジェシー・ピンクマンと手を組むことに。

純度99.1%の最高級のドラッグ「ブルーメス」を作り出して裏の世界に足を踏み入れたことで、平凡な化学教師だったはずのウォルターは変貌していきます。

『ブレイキング・バッド』の魅力

エミー賞の最高峰・作品賞に5回もノミネートされ、2013年&2014年には連続受賞もしている『ブレイキング・バッド』(2008年1月20日~2013年9月29日放送、ヴィンス・ギリガン製作総指揮)。

大手批評サイト「Metacritic(メタクリティック)」でも高評価を受け、なかでも最終シーズンは100点満点中99点というハイスコアを叩き出してギネス世界記録に認定されました。

ヨルネコ

メ、メタ……?よく分かんないけどとにかく超愛されてるんだな

「歴代で最も高く評価されたテレビシリーズ」だとギネスにも証明されたこの作品、そこまで人を惹き付ける魅力はどこにあるのでしょうか?

ウォルター・ホワイトの天才ぶりと、人間臭さ

『ブレイキング・バッド』の魅力は、なんと言っても主人公のウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)というキャラクターの面白さです!

群像劇の形をとる海外ドラマも多いですが、『ブレイキング・バッド』では明確に主人公を設定してウォルターが化学教師から闇の世界のドラッグ職人に変貌していく過程を描き切っています。

ウォルターは誰も真似できない最高級のドラッグを作れてしまう天才ですが、完全無欠なわけではありません。プライドが高くてすぐに感情になるタイプで、冷静さを欠いてつまらないミスをしたり余計なことをしちゃったりすることも多々あります。

「家族のため」と言って悪事に手を染め、逆に家族を苦しめてしまったりと矛盾も多い人間です(家族を愛しているのは本当だから複雑)。

ヨルネコ

でも、その人間臭さこそがどんな悪人になってもウォルターを嫌いになれない理由なんだと思います
私も視聴中はウォルターを嫌いになったり好きになったり忙しかったです。今はただただ大好きですが。

あと、執拗におっさんのブリーフ姿を見せてくる。

相棒のチンピラ(?)ジェシーとの凸凹コンビ感

ウォルターの相棒ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)が初めて登場したとき、正直「このチンピラ(すみません)みたいな男の子が主役級で大丈夫なのか?」と思ったのを覚えてます。

ヨルネコ

大丈夫でした。否、大正解でした!

元教え子ということもあって、初期のウォルターとジェシーの掛け合いは教師と生徒のようです。ウォルターを「Mr. White(ホワイト先生)」と呼び、先生に教わりながら「ブルーメス」の作り方を覚えていきます。

この凸凹コンビ感が面白いんです。ときには、というか頻繁に激しい喧嘩をするんですが、なかなか離れられない腐れ縁状態。

ドラックディーラーとして生きるジェシーがチンピラなのは確かですが、意外と打たれ弱い一面があったり軽いように見えてちゃんと考えていたりと多面性を持った魅力的なキャラクターとして描かれています。

胸焼けするほどキャラが濃い脇役たち

『ブレイキング・バッド』を彩る登場人物は、ウォルターとジェシーだけではありません!

趣味の悪いスーツに身を包み、金のためなら犯罪者相手の仕事も請け負う弁護士ソウル・グッドマン。博愛主義のフライドチキン店オーナーだけど裏の顔は実は◯◯なグスタボ・フリング。無駄にいかつい何でも屋おじさんマイクなど……。

ヨルネコ

敵にも味方にも、胸焼けするほど濃い脇役が配置されています!

登場人物は決して多くはないですが、その分それぞれのキャラクターが重要な役回りを与えられていて、妻のスカイラー、妻の妹のマリーとその夫ハンクなどウォルターの身内も大活躍。

特に、DEA(麻薬取締局)の捜査官として「ブルーメス」の出どころを追うハンクは主役級です。まさか義理の兄が真犯人だとは思わず、ウォルターに翻弄されているのが気の毒になってきます……。

音楽や映像がなんか知らんが異様にオシャレ

景色を早送りにして時間経過を表したり遠景のカットでアルバカーキの荒野を映したり、とにかく映像がオシャレ。色彩にもこだわっているのが感じられて、「どのシーンで切り取っても壁紙になりそうだなあ……」と思いながら見てました。

音楽も印象的で、既存の楽曲を上手いこと使っています。ジェシーが「ブルーメス」を売り歩く場面で流れる『It Is Such A Good Night』なんて、モンタージュ映像も合わさってめちゃくちゃ格好よかったです。

歌詞の意味を調べると流れているシーンと合っている楽曲もあったりしてグッときます。

スピンオフ作品『ベター・コール・ソウル』

『ブレイキング・バッド』には『ベター・コール・ソウル』というスピンオフ作品があります。『ブレイキング・バッド』を見終わってしまった心の穴を埋めてくれるとてもありがたい作品です……。

主人公は本編にも登場した弁護士ソウル(ボブ・オデンカーク)で、時系列的には『ブレイキング・バッド』の6年前。ジミー・マッギルという本名で活動していた彼が、いかにしてソウル・グッドマンになったのかがついに明かされます!マイクもがっつり登場。

製作総指揮は本編と同じヴィンス・ギリガンでクオリティーも非常に高く、スピンオフ作品ではありますが単体でも楽しめるのではないかと(でもやっぱり『ブレイキング・バッド』から見るのがおすすめです!)。

『ブレイキング・バッド』が見られるVOD(動画配信サービス)

そんな『ブレイキング・バッド』の動画を見放題配信しているVOD(動画配信サービス)は現在「Netflix(ネットフリックス)」のみです。『ブレイキング・バッド』の全シーズンに加えて、『ベター・コール・ソウル』も「Netflix」で配信されています。

どちらも長編なので、レンタルショップで借りるよりは「Netflix」(画質や機能に応じて月額990円、1,490円、1,980円から選択)で見た方が安く済むはず。「Netflix」は海外ドラマの作品数が多いので、よく海外ドラマを見る方にはぴったりのVODです!

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今後、他のVODで『ブレイキング・バッド』の配信が始まったらこの章に書き加えていきます!

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※本ページの情報は2018年3月時点のものです。最新の配信状況は「Hulu」、「U-NEXT」、「Amazonプライム・ビデオ」、「dTV」、「Netflix」の公式サイトにてご確認ください。