話題の動画配信サービス「Hulu（フールー）」を使い続けている映画好きが、現在配信中のおすすめ映画をまとめてみました。40,000本以上の膨大な動画からどれを見るか迷ったときに、「こんなのもあるのか～」と参考にしていただけると幸いです！
ジャンルに分けてご紹介するので、お好きなところをご覧ください。
※「Hulu」の配信ラインナップは常に入れ替わっているので、リストは随時追加・削除していきます！（最終更新日：2018年5月9日）
「Hulu」で見られるおすすめ映画
ヒューマンドラマ
『きっと、うまくいく』
インドの難関工科大学を舞台に、ルームメイトとなったランチョー、ファラン、ラージューの3人がドタバタ劇を繰り広げるボリウッド映画。
友情・恋愛・将来への苦悩といった青春映画的モチーフはもちろんありつつ、「教育格差」、「若者の自殺率の高さ」などインドの暗部に対する風刺も含んでいます。
悩みを吹き飛ばすかのように挟まれる、インド映画お馴染みのダンス・歌唱シーンがとにかく圧巻。楽曲がいいのはもちろん、とにかく勢いがあって「細かいことで悩んでるのアホらしいわ、インドカレー食べよ」という気分になれます。
ちなみに、主演のランチョー役のアーミル・カーンは、当時44歳で大学生を演じています。くるくるとよく変わる表情が若々しすぎて、大学生にしか見えない。
『最強のふたり』
事故で全身麻痺となった大富豪・フィリップは、自分の介護者としてスラム街出身の黒人青年・ドリスを雇うことに。
好きな音楽やファッションからジョークのノリまで、全てが正反対の2人は当然衝突しますが、やがて全てを飛び越えた「最強の友情」が生まれていきます。実話です。
人生は予測不可能。
文字通り住む世界が違い、一生出会わない可能性の方が高かったであろう2人ですが、他の誰と一緒にいるよりもしっくりくる。何事もやってみないと分からない、だからこそ面白いと思わせてくれる映画です！
『ショーシャンクの空に』
言わずと知れた名作。ティム・ロビンス演じる有能な銀行員・アンディは、妻とその愛人を殺した冤罪でショーシャンク刑務所に収監されます。
理不尽に終身刑を言い渡され、牢獄の壁に貼った流行女優のポスターがリタ・ヘイワースからマリリン・モンローに変わるころになっても刑務所から出ることはできません。
派手なシーンがあるわけではないけれど、アンディがそれでも腐らず、逆に腐敗した刑務所に変化をもたらしていく姿は胸に来るものがあります。
映画を見終わったら、きっとiTunesでオペラ『フィガロの結婚』を買いたくなります。青空の下でビールを飲みたくなります。
ヨルネコ
ちなみに、このレベルの作品でもこの年のアカデミー賞は受賞していません。第67回アカデミー賞に輝いたのは、『フォレスト・ガンプ／一期一会』。この年の映画、豊作すぎる。
『スラムドッグ$ミリオネア』
日本でもかつて放送されていた、「クイズ$ミリオネア」。インドのスラム街出身の主人公・ジャマールはこのクイズ番組で最終問題までたどり着き、一攫千金のチャンスをつかみます。
しかし、無学なジャマールがクイズに正解できるのはおかしいと不正を疑われ、彼は警察で尋問を受けることに……。
ファイナル・アンサー！？
クイズ番組の解答シーンと、「なぜ彼がその答えを知り得たのか」という過去の回想を交互に描いていく構成が上手いです。
運じゃなく、運命。スラム街を駆け抜けてきた過酷な人生が、彼の血肉となってクイズの答えを導きだしていきます。作品賞をはじめとするアカデミー賞8部門を受賞。
ラブストーリー
『ミッドナイト・イン・パリ』
ハリウッドの売れっ子脚本家・ギルは、婚約者と共にパリに滞在中。ある晩のこと、パリの通りで迷子になったギルは0時を告げる鐘の音に導かれて1920年代のパリへ迷い込みます。
そこにいたのはピカソ、ダリ、ヘミングウェイなどの巨匠やピカソの愛人・アドリアナなど、いずれも1920年代のパリに生きていた面々。ギルはアドリアナの美しさに目を奪われ、彼女に惹かれていきますが……。
まさかのタイプスリップもの。セーヌ河岸やモネの庭園などパリの名所を舞台に起きる幻のような出来事をコメディタッチで、かつ超ロマンティックに描き出しています。
美しい風景と生き生きとした登場人物を見ていると、1920年代のパリに行ってみたくなりますよ！
サスペンス
『ディパーテッド』
マーティン・スコセッシ監督、ジャック・ニコルソン＆レオナルド・ディカプリオ＆マット・デイモン主演のギャング物。
このメンツが揃っている時点で、もうある程度面白くなるのは約束されたある意味ズルい1本です。「R15+」指定作品。
ギャングのボスを演じるジャック・ニコルソンの怪演は言うまでもなく、ギャングを追うエリート刑事（と、見せかけたギャングのスパイ）のマット・デイモンとギャングの下っ端（と、見せかけた覆面警官）のディカプリオがかもし出す緊張感がすごい！
危険な潜入生活を続けながら、互いの存在をあぶり出そうとする駆け引きにハラハラしっぱなしでした。
『タイタニック』の王子様的魅力が注目された時代もありましたが、ディカプリオは本当に演技派ですね。知的障害を持つ少年を演じ切り、アカデミー助演男優賞にノミネートされた『ギルバート・グレイプ』も全力でおすすめです（「Hulu」にはありません）。
ホラー
『ミザリー』
スティーブン・キング原作。有名作家の主人公・ポールは、雪道で事故に遭ったところを元看護士のアニーに助けられます。
実はこのアニー、ポールの小説『ミザリー』シリーズの狂信的なファン。はじめは手厚く介護してくれていましたが、新作の内容が気に入らないと逆上した彼女はポールが重傷で動けないのをいいことに拷問を加えていきます。
結局、人間が一番怖いんですよねっていうのを思い知らされるサイコホラー。幽霊なんて目じゃないぜ！
アニー役のキャシー・ベイツのぶっ飛んだ怖さは、しばらく夢に出てくるレベルです。
『エスター』
子どもを流産してしまった苦しみを癒すため、養子をもらうことにしたケイトとその夫・ジョン。孤児院で出会ったのは、周りの子どもたちと距離を置く利発な少女・エスターでした。
夫婦の家に引き取られたエスターでしたが、首と手首にいつもリボンを巻いていたり、入浴するときには必ずドアに鍵をかけたりと次第に奇行が目立ち始めます。
エスターの本性・正体が分かるシーンは身の毛もよだつ怖さで、「生理的な気持ち悪さ」すら感じるレベル。
正直なところ終盤までは「この映画、微妙かも？」と思っていたのですが、最後の最後でまんまと覆されてしまいました。
アクション
『アベンジャーズ』
地球の危機を救うため、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウなどのアメコミヒーローたちがタッグを組み、最強のチーム「アベンジャーズ」として戦うことに。
個々の力が強すぎるがゆえにぶつかり合うヒーローたちは、1つのチームとなって巨悪を滅ぼすことができるのか！？
「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーが、よくも悪くも話題になったマーベル映画（私はこの煽り文句、結構好きでした）。
アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンなど俳優陣も豪華で、アクションシーンもド迫力。難しいことを考えずに頭を空っぽにして楽しめる、これぞハリウッド！な映画です。
アニメ
『ダム･キーパー 短編映画』
大気汚染に覆われた世界で、風車を回して汚れた大気を街の外に追い出す「ダム・キーパー」の仕事をしているブタの少年。仕事のせいでいつも煤で汚れている彼は、恩を忘れた学校の友人にいじめられています。
淡々と日常を送る少年ですが、天真爛漫なキツネの男の子が転校してきたことで人生が変わり始めるのでした。
約18分間の短編アニメーション映画。予備知識もなく、絵の具のようなタッチの愛らしい絵柄に惹かれて軽い気持ちで見たら、主題の重さに度肝を抜かれました。
辛い境遇を愚痴もこぼさず耐えるブタくんの強さはもちろん、周りの目を気にせずに自分の友だちは自分で選ぶ（意外とこれが難しい）キツネくんの強さに涙腺を粉々に破壊されました。
「Hulu」ではミニシリーズの『ピッグ 丘の上のダム・キーパー』も見ることができます！
「Hulu」にはまだまだ名作がたくさん！
「Hulu」には他にもたくさんの名作映画があり、なかなか全ては紹介しきれません。これからも随時追加していきますので、よろしければチェックしてやってください。
「Hulu」は月額1,026円（税込）で40,000本以上の動画が完全見放題！2週間の無料体験期間も用意されているので、気になった方はぜひ公式サイトを見てみてくださいね。
※本ページの情報は2018年4月時点のものです。最新の配信状況は「Hulu」、「U-NEXT」、「Amazonプライム・ビデオ」、「dTV」、「Netflix」の公式サイトにてご確認ください。
